こんにちは、黒田康平と申します!
ボーカル、ギター、ベース、ドラム、ピアノをやったり、乃木坂46への楽曲提供を目指したりしております!
今回は、”新曲「君だからできること」の音源を公開します!”というテーマでお送りします。
以前から僕はブログ記事で、絵本を基に曲を作りその制作過程を共有するのをやっていました。
今週になって僕は、一気に曲を仕上げにかかって、完成させました。
BeforeとAfterの音源をそれぞれ載せます。
↓Before
↓After
BeforeからAfterまでの制作過程を、ざっくりですが書いていきます。
まずは、楽器の数を増やしました。
・エレキギター
・ストリングス(ヴァイオリン、ヴィオラ)
・ベル
・パッド(サウンドの広がり感を出す持続音系の音色)
・プラック(弦楽器を弾いたようなエレクトロな音色)
・シンセベース
・FX(効果音)
・ハモリ
まず、エレキギターは3本入れました。
1本目は、ブリッジミュート(ズンズンという重たい響き)を入れました。
2本目は、オブリガート(主旋律を引き立てるために演奏される短いフレーズ)として少しだけ入れました。
3本目は、アコースティックギターの対をなすイメージで、アコギよりも高音で演奏し、クリーンな音を選びました。
↓Guitar Rig 6(ギターアンプシミュレーターソフト)
ストリングスは、サウンドの広がりを出す目的で入れました。
Bメロ、サビに、ヴァイオリンとヴィオラが2本ずつ入っています。
↓ストリングス音源(Native Instruments社「KOMPLETE」の「SESSION STRINGS PRO 2)」)
↓作業画面
ベルは、高音を担当していて、イントロ、アウトロの旋律やオブリガートでたくさん入れました。
↓Halion Sonic SE3(Cubaseにデフォルトで付属している音源)
パッドやプラックなどのシンセサイザーの音色は、ストリングスと同じく、サウンドの広がりを出す目的で入れています。
↓Omnisphere 2には、膨大な数のシンセサイザーの音色が入っています。
あとは「Splice」という、100万以上ある音楽素材をダウンロードできるサービスも少し使いました。
ドラムのキックやFX(効果音)などで使っています。
↓Splice
楽器を入れて終わりではなく、ここからミキシング、マスタリングという作業があります。
ミキシングというのは、録音された各トラック(音)の音量バランスや音色などを調整する作業のことで、楽曲の仕上げ作業になります。
それに対し、マスタリングというのは、ミキシングが完了した音源を、流通させるメディアに適した音量・音質に調整する作業のことで、楽曲制作の最終工程になります。
このミキシング、マスタリングという作業がめちゃくちゃ難しく、1年前は全く出来なかったのですが、ここ1年間勉強して何となくは出来るようになりました。
とはいえ、プロの方の音源と比べるとまだまだ甘いなとも感じています。
ミキシング、マスタリングでは色んなエフェクターを使いますが、特に外せないものを3つ紹介します。
・イコライザー
・コンプレッサー
・リバーブ
イコライザーは、音の周波数バランスをコントロールするエフェクターです。
必要な音をブースト(増幅)したり、不要な音をカット(減少)したりします。
コンプレッサーは、音の強弱をコントロールするためのエフェクターで、音の強弱の幅を狭めます。
リバーブは、音に残響を付けるエフェクターです。
お風呂で歌うと声が響くと思いますが、それがリバーブです。
最後に曲の仕上げ工程のマスタリングですが、マスタリングでよく使われるプラグインを紹介します。
iZotope社の「Ozone9」という、AIを利用して自動でマスタリングしてくれるソフトを使っています。
ここまでが、ざっくりですが曲の制作過程になります。曲を作るのはめっちゃ大変ですが、その分完成した時の喜びはとても大きいです。
ですが、作っても聴いてもらえなければ意味がないので、ここからは届けることも頑張っていきたいと思います!
あと、ここから生のボーカルを入れたり、歌詞、メロディー、アレンジ等、修正をかけたりすることもあるかもしれません。