こんにちは、中学の3年間だけ野球部で補欠だった黒田康平です!
最近はWBCで盛り上がっておりますが、僕も野球が好きで注目している中で感じたことがあるので、今回はWBCの話題です。
なるべく野球に詳しくない方でも読みやすいように心掛けたいと思います。
3月11日に、日本 vs チェコの試合があり、結果としては10対2で日本が勝ちましたが、試合を見る中でチェコ代表の選手の、試合に臨む姿勢が素晴らしいなと感じる場面がたくさんありました。
その中から今回は3つ取り上げてみようと思います。
まず1つ目に驚いたことは、チェコ代表のほとんどの選手が学生か野球以外の職業に就いているということです。
野球だけでは生活していけないため、昼間は働きながらアマチュアチームで野球を続けている選手がほとんどだそうです。
職業も、電気技師、地理教師、消防士、金融アナリストなど様々。チェコ代表の監督に至ってはお医者さん(神経内科医)だそうです。
僕も本業は練り製品の製造の仕事をしていて、仕事の合間に音楽をしています。僕が所属する部署は残業が多く、仕事と音楽の両立が大変だなと日々感じているのですが、今回チェコ代表の選手が、他の仕事をしながら野球をされているということを知って、1つ勇気を頂きました。
2つ目に取り上げるのは、3月11日 日本 vs チェコの試合で投げた、サトリア選手というチェコ代表の選手です。
日本の先発・佐々木朗希選手は160キロを超えるストレートを投げるのに対し、チェコの先発・サトリア選手のストレートは120キロ台でした。
なんとこの遅いボールでサトリア選手は、日本のトップ選手達を次々と抑えていました。特に、あの大谷翔平選手が三球三振した場面には驚きました。
球速がなくても、コーナーを突いたり低めに集めたりと工夫をする事で、トップ選手をも抑えることができる。サトリア選手からも勇気を頂きました。
続いて3つ目に取り上げるのは、佐々木朗希選手から死球を受けたチェコ代表のエスカラ選手です。
4回表、7番バッターのエスカラ選手は、佐々木朗希選手の162キロの豪速球を膝に受けて悶絶します。
その後、エスカラ選手は立ち上がり、ダッシュで健在ぶりをアピールしました。この姿にスタンドからは拍手喝采が起きました。
試合後、佐々木朗希選手は謝罪をしに行くのですが、その謝罪に対しエスカラ選手は、「謝罪に来たなんて信じられない。日本人は素晴らしい人たちであり、素晴らしい文化」と感謝されていました。
デッドボールは、当てた側も精神的ダメージが大きく、場合によってはイップスになって思うようなパフォーマンスが出来なくなり、選手生命が終わることもあるかもしれません。
なのでエスカラ選手のデッドボール後の行動には、佐々木朗希選手も救われたのではないかと思います。こういった姿は本当に素晴らしいなと思いました。
今回のWBCで、チェコ代表のハジム監督は3つの目標を掲げていたそうです。
1.野球のチェコ代表のファンを増やす
2.チェコ国内で少年野球の普及を目指す
3.今大会でグループ最下位にならない(次回予選免除になる)
今大会チェコ代表は、中国代表に勝利したため、3の目標を見事達成しています。
また1と2の目標も、今大会チェコ代表の野球に取り組む姿勢で多くの人に感動を与えたので、間違いなく達成すると思います。
今持っている技術を最大限に発揮し、相手へのリスペクトを持って野球に取り組むチェコ代表の姿勢には、本当に学ぶべきものがありました。
僕は今、乃木坂46に楽曲提供するという目標に向けて頑張っていますが、まだまだ技術的に足りない部分がたくさんあって、もっともっと勉強しなければいけません。
自分より遥かに高い作詞作曲のスキルを持った方が数え切れないほどおられますが、チェコ代表の選手のように相手へのリスペクトを持って、真摯に学ぶ姿勢を持つことをもっと心掛けようと思いました。
今大会のWBCチェコ代表の野球に取り組む姿勢を、自分の活動に置き換えて、良いものをたくさん吸収してこれからも頑張ろうと思います。